2010年8月22日日曜日

久々のお休みに・・・




7月後半からしばらく休みが無く毎日福井と岐阜の往復や講習で窒素と疲れが

溜まっていましたので久々にリフレッシュしてきました。といっても子供達と一緒

に海水浴ですが・・・。また海ですか!ダイビングしないで常神半島でボートにて

出ることは無いとは言いませんが・・・。釣りもやりますし・・・。

でも久々にのんびりしました。

元気いっぱいの子供達は、一日中海の中。その後夢の中でした。

2010年8月6日金曜日

初級潜水士トレーニング

                 





8月の6日・7日と大垣消防組合の水難救助隊所属の2名が6日間の初級

潜水士トレーニングのうち2日間を行ってきました。
今回の二人は水難救助隊で実際の現場での潜水経験もあったので落ち着

いて着々と潜水トレーニングをこなしていました。初めのトレーニングは、

とにかく軽装備でのトレーニングがメインになるので泳力が必要になるの
ですが、二人とも三重県の消防学校で行われた消防救助技術大会の
水難救助の部でバリバリの現役選手なので泳ぎはお手の物。やはり水慣
れをしていることは、潜水にはかなり有利だと感じました。今後のトレーニ
ングが楽しみです。

2010年7月23日金曜日

可茂消防本部潜水訓練




 2日間にわたり岐阜県可茂消防本部の新人潜水隊員の訓練を行いました。潜水隊員は、業務としてどんな状況下でもチーム一丸となって活動しなければならないため、個人個人の潜水技術が大変重要となってきます。とにかく水に慣れ・器材を使いこなし・自分の身は自分で守ることができて初めて救助活動に従事することができるのです。そのため新人訓練では、ほとんど丸1日水の中に入っています。今回も訓練内容は、軽装備潜水による資器材の使いこなしを徹底的に行いました。水面・水中での活動は資器材に頼った活動が多くなりますが、その資器材も使い方を習得しなければ、便利な道具が邪魔なモノになってしまうからです。訓練後半には、トラブル回避をメインに空気タンクを使い、呼吸さえできれば活動を続けることができることを理解してもらいました。 

2010年7月11日日曜日

潜水訓練


今年も5月から各県内消防署の潜水訓練指導をしています。気温が上昇しみんなが水と関わりを持つ機会が多くなる7月までには、各県内消防も忙しい訓練時期になります。昨年度は比較的少なかった水難事故も今年は早い時期から県内各地で起こっています。また、この数日の豪雨にて川が濁流になっている状態がつづいています。官庁関係潜水指導も父親の代からすでに25年以上指導してきました。ここ数年では、軽装備潜水の技術アップを重点的に見直し取り組んでいます。やはり、軽装備潜水のスキルをしっかりと身につけた潜水隊員は、かなりの余裕ができてきます。自分の技術に余裕と自信を持って潜水できなければ、潜水作業はできません。また、水中は得意・不得意がはっきり分かれ、また潜水隊員が活動する水中は透明度・流れ等過酷な条件がほとんどです。業務として活動するためには、どのような状況でも自己管理ができなければなりません。自己管理ができていなければ、一緒に潜水をするバディにも迷惑や心配をかけることになり、チームでの潜水作業どころではなくなってしまいます。2年前から本格的に、マスターインストラクター協会の初級潜水士プログラムの一部を各消防レベルに合わせ潜水訓練を行っています。このプログラムは以前にもブログでも紹介しましたが、自分の身は自分で守ることができる潜水士を育成することが目的です。

初級潜水士合格後には、救助潜水士というプログラムも用意されています。初級潜水士では、自分の技術UPを目的にトレーニングをおこないますが、救助潜水士は、救助・検索方法を行っていきます。

現在潜水に従事している方・これから潜水士を目指す方・ダイブマスターを目指す方は、是非チャレンジしてください。なお、一般の方もコースの受講はできますが、マスターインストラクター協会の初級潜水士・救助潜水士の認定書は発行できませんのでご了承ください。

2010年4月4日日曜日

小さな漁村の汽水域での豊かな暮らし







先日、水中撮影の仕事で三重の海山町へいってきました。NHKからの取材依頼で、過疎化する小さな漁村の文化や伝統を残している町の紹介がテーマです。今回は海山町の汽水域での牡蠣の養殖や、豊かな自然を育む海と山が撮影テーマです。銚子川は、私が以前撮影会社に勤めていたときに、名古屋テレビの長寿番組「Let’s ドンキホーテ」で何度も訪れた場所です。汽水域とよばれる淡水と海水が混ざる場所でもやもやっとしている感じを「ゆらゆら帯」という名前を生み出した川でもあります。私が始めてドンキホーテの撮影に参加したのは、かれこれ10年以上前の話ですが・・・。いろんな場所へ撮影しに出かけました。今回は、なつかし~いと思いながらの撮影でした。今回は、やはり汽水域という場所での牡蠣の養殖棚や、アマモ(リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ)という世界一長い名前を持つ海中に生える植物の撮影がメインでした。この、アマモは一定の生息条件が必要で、砂地、汽水域、太陽が届く浅瀬などの条件がそろわないと生息できません。どこでもみられるというモノではないのです。
日本海の常神半島にもこのアマモが一面に広がる場所があるのですが、やはりココも常神半島の山々からの栄養塩類を豊富に含んだ雨水が流れ込むためアマモが群生し、ちいさなプランクトンや生物隠れ家にもなっているため、豊かな水中生物の宝庫になっています。岐阜ダイビングでは、日本海常神半島のオアシスというポイント名でアマモの観察ができます。
以前一緒に潜ったダイバーさんからは、ジュゴンがでてきそうな雰囲気のポイントで面白いと評価してもらいました。
見てみたい方・撮影してみたい方はリクエストしてください。

2010年3月21日日曜日

「ダイビングの楽しさ」を伝える難しさ。

海の素晴らしさを伝える仕事、ダイビングインストラクターとして活動し始めて、はや17年以上が経過てしまった。。。父親がダイビングショップ経営の長男として育てられたので、夏休みは、ほぼ毎週ように、海に付いていきスキンダイビングをたのしんで海とかかわってきた時間は、かなり長い。父親が水中で講習をしている傍に、スキンダイビングでそばによっていって、ピースサインをだし、邪魔だと怒られたこともあった。今考えればそりゃそうだ・・・。
岐阜ダイビングセンターでは、いままでにたくさんの方に海の素晴らしさを伝え、ダイバー誕生のお手伝いをしてきた。父親の代から現役でダイビングをたのしんでいる先輩ダイバーの方と、話をする機会があった。
「ダイビングは、気分転換には最高。嫌なことも水中では忘れるしな。」「同じ場所で30年近く潜水をしても毎回違うから、新しい発見があるから面白いよな。」など本当にダイビングを楽しんでいらっしゃる貴重な意見をお伺いしました。一方、「最近は潜水回数も年々減ってきたよ。」と体力的な部分でやはり潜水回数が減ってきた話もお聞きしました。
「最近のダイバーはどう?」と聞かれ、「最近では長く続けられる方が減ってきてます。」「そうか、残念だな。ダイビングはやればやるほど楽しくなってくるのにな。」・・・「海も知れば知るほど深い。最初の頃は、何がなんだかわからず親父さんの後を付いていたけど、繰り返し練習してバディ潜水ができるようになり、回数を重ねていくにつれて楽しくなってきたな。でも、ヒヤッとすることや、ダイビングをすることに不安があった時期もあったけど。ただ、それを少しずつ克服して本当の楽しさが見つかったような気がするな~。最近ではちょっとかじって、なんでも満足し、すこしずつ楽しみを見つけていく探求心ってのが薄れてきたよな~。このまえ、沖縄に潜りに行ったとき、同じグループの中でカメラに夢中になって、バディやガイドの方もほとんど見ず、残圧もほとんど残ってないのにそのまま撮影し続け、結局ガイドにオクトパスをもらって浮上。夢中だったのですみません~。ハハハ。本数聞いたら50本以上でアドバンスだと。 開いた口がふさがらなかったわ。こっちは、体力が付いていかず楽しみたくても楽しめなくなってきてるというのに・・・。まあ、時代が変わったから仕方がないけど、岐阜ダイビングでは、これからも楽しさと危険も時間をかけてしっかり教えといてくれよ。じゃあ。」 とすっきりしたように帰られました。
本当に、安全に潜水を楽しんでいらっしゃる方だなと思いました。

ダイビングインストラクターとして本当の海の楽しさを伝えていき、長く楽しんでいただけるよう。ガイドやインストラクターにたよらず、バディ同士で自己管理がきちんとできるダイバーを増やしていかなければと。おもった日でした。